イチゴ栽培の最新技術を学ぶ研修会に参加しました

2023.11.30

 茨城県いちご経営研究会では、令和5年11月15日(水)、グランベリー大地(有限会社大地(代表取締役:吉原 将成 氏)、常総ICそば)において開催された、県主催の「いちごスマート農業現地研修会」に会員36名が参加し、最新のイチゴ栽培技術を学びました。

 グランベリー大地は令和4年12月にオープンし、フェンロ―型高軒高ハウス5棟(1.68ha)で通路が不要なリフト式栽培システム(水耕栽培、もみ殻培地)を導入し、栽植株数11,000株/10aの密植栽培を実現していました。また、統合型環境制御装置により各種センサーから得られたデータを基に、生育に最適な環境(温度、湿度、CO2等)を与えることで安定した収量・品質の確保に取り組んでいました。

 また、イチゴにおいては選果・選別の労働負担が大きいことから、最新のイチゴ選果機を導入し、作業の省力化にも取り組んでいました。

 参加した会員は、軒高5.5mの大型ハウス、空中に吊り下げられた栽培ベンチ、統合型環境制御システム、イチゴ選果機等、数々の最新施設・設備に圧倒されながらも、吉原氏の環境データや生育データと向き合いながら地道に栽培改善に取り組んでいる話に刺激を受けており、今後の栽培に参考となる有意義な研修会となりました。