茨城県施設園芸研究会が県外研修会を開催しました
2025.02.19
茨城県施設園芸研究会は、令和7年2月6日、賛助会員である㈱ときわ研究場(埼玉県比企郡吉見町)及び㈱埼玉原種育成会(埼玉県久喜市)で県外研修会を開催し、会員、県・JA等関係機関の13名が参加しました。
①㈱ときわ研究場(埼玉県比企郡吉見町)
キュウリ専門の育種会社で、高温条件下でも奇形果や果焼けの発生が少なく、節成り性が強い品種の「秋華」や、低温期に果実肥大性と果形の安定性に優れる「ポイント」、低温伸長性と果実肥大性に優れる「フェイス」など、様々な品種の紹介がありました。
②㈱埼玉原種育成会(埼玉県久喜市)
キュウリ、カボチャ、メロンを主とした野菜の育種と会社の開発品種を導入した産地での現地栽培指導を行っている会社で、近年では耐病性があり、長期にわたって安定した収量が得られ、果形が安定しやすい品種を育種しており、開発した「ニーナ」、「ニーナZ」は、周年栽培が可能で節成性が高く、分枝性も良い多収品種であるとのことでした。他にも低温期に高品質で多収の「みれい」など様々な品種の紹介がありました。
研修先ではキュウリ品種の育成状況や新品種、種苗会社の栽培方法や栽培のポイント等について研究圃場を見学しながら学ぶとともに、質疑応答や意見交換も活発に行われ、参加した会員からは「自分のキュウリの生育状況との比較や2社の品種を見比べることができてよかった。」との話もあり、有意義な研修会となりました。