茨城県野菜養液栽培研究会先進地研修会を開催
2023.10.24
令和5年6月6日(火)、北海道の現地3か所で先進地研修会を開催し、会員、賛助会員、県関係者、当公社の19名が参加しました。
(1) ㈱アド・ワン・ファーム 丘珠農場 (北海道札幌市)
㈱アド・ワン・ファームは、親会社がハウスの設計から施工までを手掛け、2008年に栽培生産型施設農業に参入しました。Nana(菜々)ブランドの拠点として、レタス、ベビーリーフ、ネギ、みつば等の通年生産、安定した量と品質の野菜を供給し続ける体制を築き、中間流通を介さない大手量販店への直接販売を手掛け、年間20億円を売上げています。現在、道産バニラの試験栽培に着手、バニラビーンズの量産体制の移行を目指しています。
(2) ㈱Jファーム札幌(北海道札幌市)、㈱Jファーム苫小牧(北海道苫小牧市)
Jファームは、スマートアグリシステムを採用した最先端の太陽型植物工場で、札幌は2013年、苫小牧は2014年からベビーリーフを通年栽培しています。
ガスエンジン・トリジェネレーションシステムなど様々なシステムを取り入れることにより、電気・熱・CO2の供給や、温泉熱利用設備導入によるエネルギー利用の最適化、省エネで環境負荷を軽減しています。
将来的にはスイカ、ブルーベリー、バラ、胡蝶蘭等の栽培を手掛けていく方針で、生産物については、首都圏のほか、シンガポール等海外にも販路を確立しています。