全国野菜園芸技術研究会福島大会に参加しました

2024.10.17

 令和6年10月10~11日、摺上亭大鳥(福島県福島市)において、全国野菜園芸技術研究会(全野研)主催の「第67回全国野菜園芸技術研究会福島大会」が開催され、全国の生産者、県等関係者の計150名が参加し、本県からは11名(うち県施設研会員4名)が参加しました。

 今回の福島大会は「つなげよう、つたえよう。持続可能な野菜園芸の未来へ」を大会テーマとし、東日本大震災を乗り越えた福島農業に学び、社会情勢の変化に対応しながら持続可能な農業を目指そうと開催されました。

 1日目は、全国野菜園芸技術研究会 渋谷会長の主催者あいさつ、農林水産省 農産局園芸作物課 長峰課長、福島県農林水産部 古川次長、(一社)日本施設園芸協会 大出会長の祝辞のあと、技術向上、経営改善への取り組み、地域のリーダーとして地域農業の振興に大きく貢献しているとして、本県からは塙 正樹 氏(茨城町、県施設研 副会長)が、全野研野菜園芸功績者として表彰されました。

 大会では、農林水産省 農産局園芸作物課 長峰課長から「国産野菜振興の取組み、生産・流通の施策」、JA福島中央会 農産振興部 岩本部長から「ふくしま園芸ギガ団地構想の取組状況」と題した講演が行われました。

 講演後は、①南郷トマトのGAP取得の取組(JA会津よつば 南郷営農経営センター 平野センター長、営農課 渡部課長)、②のれん分け方式による就農支援・産地振興の取組(JAふくしま未来 営農経済部 佐藤部長)、③農業は社会の生命維持産業 学校給食120校・食育・担い手作り((有)若谷農園 若谷社長) と題した3つの事例発表が行われ、講演、事例発表を通じて今後の経営向上、産地発展の参考となる有意義な大会となりました。