イベント情報
令和6年度「 第3回農場見学&就農相談会in県北(常陸大宮市)」【開催終了】
農場見学先①:菅野 大志氏(おひさまのいちご園) ほ場
農場見学先②:㈱JA常陸アグリサポート ほ場
就農相談会場:くりえーとセンター大宮
茨城県新規就農相談センター(茨城県農林振興公社)
イベントレポート
R6.11.16(土)第3回農場見学&就農相談会in県北(常陸大宮市)を開催しました。
前日までの雨は止み、当日は気温が20℃近くまで上がる暖かい1日となりました。
今回の農場見学先は、菅野大志氏(おひさまのいちご園)と㈱JA常陸アグリサポート(有機野菜の圃場)の2か所を見学しました。
■見学先①:菅野大志氏(おひさまのいちご園)の圃場 | |
菅野氏の圃場(おひさまのいちご園)では、これからシーズンを迎えるイチゴを見学しました。 菅野氏から、イチゴ農家になるまでの経緯や現在の経営概要についてのお話をいただき、参加者は熱心に耳を傾け、活発に質問をしました。 参加者からは、『冬場は暖房を入れているのか』との質問に対し『暖房は入れていない。14℃~15℃の安定した地下水を利用してウォーターカーテンを作り、ハウス内の温度を下げないようにしている』と菅野氏から回答があり、参加者は改めてハウス内を観察していました。 |
■見学策②:㈱JA常陸アグリサポートの圃場 | |
㈱JA常陸アグリサポートの圃場では、防虫ネットが張り廻らされた圃場を前に、大宮営業所長の鈴木氏から経営概要や有機栽培についてお話をいただきました。 参加者から『どのようにして病害虫対策をしているのか』などの質問があり、鈴木氏より『マルチを張り、太陽熱消毒等をしている。防虫ネットも使う』など、有機栽培で行っている手法について一つ一つ丁寧に答えていただきました。 |
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その後、ハウスに移動し、紫の斑点が特徴のイタリア野菜、カステルフランコを見学しました。 カステルフランコはバラの花のように美しく、高値で取引されているとのことです。軟白部分を作るために、ハクサイのように葉を縛ったりするのが大変であることや、販路を見つけるのが難しいため、生産者が少ないことなど、説明をいただきました。 また、イタリア野菜は苦みがあるものが多いので虫が付きにくく、有機野菜としては育てやすいので、お勧めです!とのことでした。 |
■就農相談会 | |
午後からは、くりえーとセンター大宮で就農相談会を行いました。
【出展者】 参加者全員が8ブースをすべて回り、各々就農に関する相談をおこないました。 |
参加者からのアンケートでは
『農家さんの体験談が聞けて参考になった。相談会も十分な時間と機会が取れてよかったです』
『今までは本などの知識だけで、実際に従事されている方のお話は非常に参考になりました』
『色々な情報を惜しみなく話していただいた方々に感謝いたします。今後も機会があれば、このような相談会に参加したいと思います』
などの声をいただきました。
今回のイベントが就農を目指すきっかけになり、将来の農業者が輩出されることを期待します。
今年度は今回が最後の「農場見学&就農相談会」でしたが、来年度については、開催日が決定次第、茨城就農コンシェルに掲載します。
開催概要
農場見学と就農相談会を行う就農イベントです。
『仕事としての農業』のイメージを描いてみませんか。
今回の農場見学では、常陸大宮市で平成22年にいちごで独立就農した菅野大志氏のほ場と、平成14年に法人として設立し、令和4年度から有機農業を始めた㈱JA常陸アグリサポートのほ場を見学します。
◆菅野 大志氏(おひさまのいちご園)はご夫婦を中心としていちご25aを栽培しています。新しい技術の導入に積極に努め、茨城県育成品種の『いばらきキッス』のほか、多くの品種で高品質ないちごを生産しています。
◆㈱JA常陸アグリサポートは、米の農作業受託やライスセンター及び育苗の運営を始め、平成27年からはにんじん、さつまいも、なす、ねぎなどの野菜栽培を開始しました。現在、10ha以上のほ場で有機の野菜と米を栽培しています。
午後から行う就農相談会では、農場見学先をはじめ、県北地域の地域就農支援協議会やJA、常陸大宮市で活躍する農業法人が出展します。
県北地域(日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、常陸大宮市、大子町)の農業や支援制度、研修等の情報収集・相談ができますので、ぜひご活用ください。
※農場見学先へは、貸切バスで移動します。 ※昼食、集合場所までの交通費は自己負担です。